歯石探知用エキスプローラー

歯肉縁下歯石を取り残しなく、確実に除去するためには、

エキスプローリングが重要です。

エキスプローリングの重要性は、勉強会で先輩DHから学びました。

当時、私は基本セットの中に入っていた

齲蝕探知用のエキスプローラーで縁下歯石を探知していました。

「歯石の探知は専用のエキスプローラーを使わないとできないよ。」

という指摘を受け、先輩DHお薦めの3Aエキスプローラーに変更しました。

初めて口腔内で使用した時は、細部の触感の違いにかなり驚きました。

歯石探知では、まずは適切なインスツルメントの選択が不可欠

であることを実感しました。

清掃用具の勘違い

 

問診票の「使用している清掃用具」のチェック項目を

確認しながら指導をしていると、

 

歯間ブラシをフロスと思って使っていた!

ワンタフトブラシを歯間ブラシと思い込んでいた!

 

という患者様の勘違いに気づくことがあります。

 

 

歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、ワンタフトブラシ。

 

私たちには呼び慣れた清掃用具ですが、

患者様にも正しく認識していただけるように

わかりやすい指導を心がけたいものです。

 

 

私は初見の患者様の指導では、

「歯間ブラシをお使いですね。」

「糸ようじで歯と歯の間のお掃除をされていますね。」

と、必ず清掃用具を示しながら確認するようにしています。

 

 

次回のプラークコントロールセミナーの開催

 

東京会場でのプラークコントロールセミナーの開催日程が決まりました。

 

12月8日(日) 品川区立総合区民会館にて。

 

大阪会場は、11月17日(日)、新梅田研修センターです。

 

セミナーの詳細については、

セミナー情報のページでご確認いただければと思います。

http://purenessdh.com/?page_id=11

 

プラークコントロールへのモチベーションを高める指導のノウハウ、

個々の患者様に合わせた指導の着眼点、

ブラッシング方法、補助的清掃用具のわかりやすい指導方法、

などをお伝えしてまいります。

 

 

話題の歯ブラシ

 

最近、患者様から質問を受ける歯ブラシ。

新聞広告でもよく目に留まります。

 

MISOKA 1本 1,050円。

 

試してみようと購入しました。

 

コンパクトなヘッドで、ハンドルは把持しやすそうです。

ネックにカーブがあることで、

臼歯部舌側、口蓋側に届きやすくなっているようです。

 

試してみましょう!

 

 

講演会参加

 

昨日は、スウェーデンのイボンヌ・ニブロム先生の来日公演に参加してきました。

 

スウェーデンは予防先進国というイメージがありますが、

衛生士教育の歴史は日本より浅く、

衛生士資格取得者数も日本の1/20程度であることに驚きました。

 

インプラント周囲炎の予防のための診査やクリーニング方法、

グルコン酸クロルヘキシジンの歯肉縁下への効果の限界、

フッ化物の齲蝕予防効果、

隣接面の補助的清掃用具の選択など、

知識の再確認ができました。

 

懐かしい再会もあり、充実した一日となりました。

 

プラークコントロールセミナー

 

東京、大阪と2週連続してプラークコントロールセミナーを行いました。

 

大阪では定員を増やして受講していただいたため、

お部屋が狭くなってしまいました。

受講生の皆様には、ご理解とご協力をいただきまして有り難うございました。

 

次回の開催は、大阪は11月17日(日)、東京は12月の予定です。

東京は日程が決まり次第、ご案内いたします。

 

大阪でのキャンセル待ちの皆様には、

今回は受講していただくことができず、申し訳ございませんでした。

次回の日程を後日あらためてご案内いたします。

 

 

 

齲蝕予防のプラークコントロール指導

 

齲蝕予防では、唾液の流れに注目して指導を行うとよいと思います。

 

前歯部であれば、下顎は唾液の恩恵を受けてローリスクであるのに対し、

上顎は唾液の流れが悪く、齲蝕に対してハイリスクであるといえます。

 

上顎前歯部にある初期の隣接面齲蝕を経過観察するのであれば、

デンタルフロスの指導を徹底するようにしています。

 

患者様には唾液の流れが悪く、齲蝕が進行しやすい部位であることを説明すると

フロスの必要性がより伝わりやすくなると思います。

 

SRPセミナーのスケーラー準備

 

先週にひき続き、今週末は東京でのSRPセミナー。

 

SRPセミナーでは、臼歯部を中心に実習を行いますので、

受講生の方には、近遠心用のスケーラーを準備していただきます。

メーカーは指定せず、臨床で使用しているスケーラーをお持ちいただくようにしてしています。

 

スケーラーの準備ができない方や、変形したスケーラーの場合に貸し出しができるように

こちらでもスケーラーの準備をしています。

 

貸し出し用スケーラーのシャープニングを済ませて準備完了です!

 

SRPセミナー準備中

 

今週末は、大阪でSRPセミナー。

 

実習で使用する顎模型を準備、

事前に人工歯石を塗布しています。

 

人工歯石を活用することで、

エッジの当たりにくい苦手部位を確認したり、

テクニックの上達を確認することができます。

 

プラークコントロール指導 3つの視点

 

プラークコントロール指導では、私は次の3つの視点からの指導が必要であると考えています。

 

1.プラークコントロールの必要性の指導

2.ハイリスク部位の指導

3.プラークコントロール方法、清掃用具の選択の指導

 

1.プラークコントロールの必要性の指導

「なぜ歯磨きをするのか」を患者様に正しく理解していただくための指導。

 

歯科医院で行われるプラークコントロール指導は、歯周病および齲蝕の原因除去を目的としています。

「病気の原因除去」としてのプラークコントロールの必要性を

患者様に十分に認識していただくための説明を行うことが求められているといえます。

 

 

2.ハイリスク部位への指導

「どこを重点的に歯磨きするのか」を患者様に認識していただくための指導。

 

患者様には、歯周病、齲蝕のハイリスク部位を理解して、

ハイリスク部位を優先してプラークコントロールを行っていただくことが望ましいと思います。

歯周治療のプラークコントロール指導では、歯肉の炎症が強く起こっている部位や、

深いポケットが存在する部位、骨吸収が起こっているなどのハイリスク部位を

患者様に認識していただくための情報提供を行うことが必要であるといえます。

 

 

3.プラークコントロール方法、清掃用具の選択の指導

プラークコントロールの必要性や、ハイリスク部位を理解していただいたうえで、

どのような清掃用具を使用して、どのような方法でプラークコントロールを行うのが

よいのかを患者様に理解していただくための指導。

 

私はプラークコントロール方法や清掃用具の選択の指導の前に、

プラークコントロールの必要性の説明、

ハイリスク部位認識のための情報提供を時間をかけて行うようにしています。