シャープニングセミナー

 

東京でのシャープニングセミナーの日程が近づいて参りました。

 

 

シャープニングセミナーでは、下記の3点を重視して実習を行っています。

 

①切れ味よく仕上げるための角度設定の方法

 

②キュレットスケーラーの原型を維持するシャープニングテクニック

 

③スティックを使った正しい切れ味の確認方法

 

 

必要に応じて、形態や角度が変形したスケーラーの修正テクニックもお伝えしています。

 

準備を整えて次週のセミナーに臨みたいと思います。

 

 

 

 

変形させないシャープニングテクニック

キュレットタイプスケーラーのシャープニング方法では、

側面部から先端部を連続して研ぐ方法がよく紹介されています。

 

側面部と先端部を連続してシャープニングを行うと、

シックルタイプスケーラーのように先端部が細く尖ってしまう傾向がみられます。

 

側面部と先端部を分けてシャープニングすると、

先細りの変形を防ぐことができます。

 

シャープニングセミナーでは、

原型を維持しやすいシャープニング方法をお伝えしています。

 

シャープニングセミナー

明日は、東京でシャープニングセミナーを行います。

正しい角度設定に併せて、

形態を維持するシャープニングテクニックをお伝えしてまいります。

キュレットスケーラーのシャープニングを行うと

シックルスケーラーのように、先が細くなる傾向があります。

キュレットの原型を維持するシャープニング方法を

しっかりお伝えしたいと思います。

シャープニングの角度設定

キュレットタイプスケーラーの側面の角度は、70~80度。

シャープニングでは正しい角度設定で、側面の角度を維持することが不可欠です。

実際にシャープニングを行うと、

70~80度よりも大きな角度になってしまう傾向があります。

元々の角度設定が間違っている、ストーンを動かす時に角度が変わってしまう、

などの原因が考えられます。

本格的にシャープニングを行うようになって約25年。

今でもシャープニングは難しいな、と感じることがあります。

シャープニングセミナーでは、正しい角度設定と、

角度が変わったスケーラーの修正方法をお伝えしています。

シャープニングの切れ味の判定

シャープニングの切れ味のチェックには、

プラスチックテストスティックを用います。

 

スティックで正しく切れ味を判定するためには、

SRPを行うように操作することがポイントです。

 

SRPでは、施術歯面と第1シャンクを平行に設定しますが、

スティックでのチェック時にも同様に、

スティックと第1シャンクを平行に設定することが必要です。

また、スケーラーを引く方向に合わせて、

スケーラーの先端の向きを調節することも必要です。

 

正しい設定でエッジがスティックに食い込む感触があれば、

切れるスケーラーにシャープニングできていると判断できます。

シャープニングの重要性

 

今週末は東京でシャープニングセミナー。

今日は、配布資料の印刷や実習用のスケーラーなどの準備を行っています。

 

私がシャープニングの重要性に気付いたのは、

今から20年以上前の先輩DHからのアドバイス。

 

「縁下歯石を確実に除去するためには、

 SRPテクニックが50%、シャープニングが50%。

 切れるスケーラーを使っていないと、歯石は取れないよ。」

 

このアドバイスをきっかけに、シャープニングに時間をかけるようになりました。

今もお昼休みの時間を潰してでも、シャープニングをしています。

 

切れるスケーラーに仕上がるように、

セミナーでは角度設定の方法をしっかりお伝えしたいと思います。