新聞記事

 

昨日の日経新聞夕刊の記事です。

小児の歯磨き中の転倒などによる事故の報告です。

 

私は小児の指導をする機会は少ないのですが、

気をつけたいと思いました。

 

 

術者磨き

 

患者様に正しいブラッシング方法を理解していただくために、

私は術者磨きを行うようにしています。

 

よりブラッシングが上手くできるようになって欲しいと思う部位に

歯ブラシがしっかり当たる感覚、

適切な力加減、ストロークでのブラッシングを

術者磨きで体感的に理解していただくことを狙っています。

 

術者磨きのあとに、患者様にはこのような質問を投げかけます。

「私が歯磨きをさせていただきましたが、

 普段ご自身でされている歯磨きと違いはありましたか?

 どのようなところが違うと思いましたか?」

 

「まったく違うと思います!

 私は奥歯まで歯ブラシが届いていないことがわかりました!」

 

「私は雑に大きく歯ブラシを動かしているので、

 歯ブラシがしっかり歯に当たっていないのだと思います!」

 

多くの患者様が、術者磨きを通してご自身のブラッシング方法の

問題点に気づいてくださいます。

 

患者様が気づかれたことを確認しながらブラッシングの改善点をアドバイスしていくと、

スムーズに指導ができると実感しています。

 

 

 

 

 

 

シャープニングセミナー

 

昨日は東京でシャープニングセミナーを行いました。

受講していただいた皆様お疲れさまでした。

 

切れ味よくシャープニングできるように、

角度設定は分度器を使って実習を行いました。

 

DSCN0832

 

第1シャンクとストーンは左右に20度ずつ倒す。

第1シャンクとストーンとの間にできるV字の角度は40度。

しっかり伝わっていますように!

 

 

 

 

 

 

 

 

シャープニングの重要性

 

今週末は東京でシャープニングセミナー。

今日は、配布資料の印刷や実習用のスケーラーなどの準備を行っています。

 

私がシャープニングの重要性に気付いたのは、

今から20年以上前の先輩DHからのアドバイス。

 

「縁下歯石を確実に除去するためには、

 SRPテクニックが50%、シャープニングが50%。

 切れるスケーラーを使っていないと、歯石は取れないよ。」

 

このアドバイスをきっかけに、シャープニングに時間をかけるようになりました。

今もお昼休みの時間を潰してでも、シャープニングをしています。

 

切れるスケーラーに仕上がるように、

セミナーでは角度設定の方法をしっかりお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

歯周治療への導入

 

歯周治療ではなく、齲蝕治療や修復治療を希望して来院された患者様には、

歯周治療の導入時に必ずお話することがあります。

そのお話をすることで

歯周治療に関心を向けていただけるようになると実感しています。

 

「調査では、歯を失うの原因の約3割がむし歯、約4割が歯周病というのが現状です。

 お口の中にある大切な歯を守って行くためには、

 むし歯の治療や予防に併せて、

 歯周病にも目を向けることが必要となります・・・。」

 

このような前置きのお話をしてから歯周治療の話を進めると、

歯を抜きたくないというニーズのある患者様は、

よくお話を聞いてくださるようになります。

 

前置きの話をしていなかった頃は、

「むし歯の治療に来ているのに歯ぐきの話?歯磨きの話?」

という反応の患者様もおられました。

歯周治療が残存歯を守るために必要であることを

患者様に理解していただくことで、

歯周病にも関心が向けられるのだと思います。

 

ちなみに引用しているデータは、

2005年の8020推進財団、全国抜歯原因調査からです。

 

 

 

歯根解剖

縁下歯石を確実に除去するためには、歯根解剖の知識が不可欠です。

例えば、上顎第1小臼歯の近心面には残石がよくみられます。

歯根が近遠心的に圧平されているため、

頬側、口蓋側からしっかりストロークを進めないと

歯根の中央部にまでエッジが届かないこと、

さらに、近心面の中央部には深い縦溝がみられ、

くぼんだ根面を意識しないとエッジが当たらない

ということが起こります。

歯根解剖の知識があれば、

隣接面の接触点直下までしっかりエッジを届かせること、

くぼんだ根面にエッジをフィットさせることも

できるようになります。

歯根解剖の知識として、

下顎側切歯、上顎第1小臼歯、上下顎第1大臼歯の特徴を

頭に入れておくとSRPが行いやすくなると思います。

開業記念日

 

2002年3月1日にピュアネスを開業しました。

今日から12年目を迎えます。

 

ここまで継続できたのは、

一緒に頑張ってくれるスタッフのお蔭です。

いつもありがとうございます。

 

より多くの方のお役に立てるように

気持ちをあらたに頑張ります!