縁下歯石を確実に除去するためには、歯根解剖の知識が不可欠です。
例えば、上顎第1小臼歯の近心面には残石がよくみられます。
歯根が近遠心的に圧平されているため、
頬側、口蓋側からしっかりストロークを進めないと
歯根の中央部にまでエッジが届かないこと、
さらに、近心面の中央部には深い縦溝がみられ、
くぼんだ根面を意識しないとエッジが当たらない
ということが起こります。
歯根解剖の知識があれば、
隣接面の接触点直下までしっかりエッジを届かせること、
くぼんだ根面にエッジをフィットさせることも
できるようになります。
歯根解剖の知識として、
下顎側切歯、上顎第1小臼歯、上下顎第1大臼歯の特徴を
頭に入れておくとSRPが行いやすくなると思います。
2002年3月1日にピュアネスを開業しました。
今日から12年目を迎えます。
ここまで継続できたのは、
一緒に頑張ってくれるスタッフのお蔭です。
いつもありがとうございます。
より多くの方のお役に立てるように
気持ちをあらたに頑張ります！
昨日は大阪でSRPセミナーを行いました。
受講生の皆様、長時間にわたる実習お疲れさまでした。
スケーラーの選択から正しい把持、安全な挿入、
歯石を確実に除去するためのエッジと第1シャンクの設定、
コントロールした安全なストローク、
施術部位に応じたレスト位置、ポジション、
と基本に忠実に施術するテクニックをお伝えしました。
「歯石が取れた！」と実感していただけるとよいのですが。
次の週末は東京でのSRPセミナー。
実習の進め方など、しっかり準備したいと思います。
ピュアネスの浦野直子です。
ホームページのリニューアルをきっかけに、ブログを始めることにしました。
セミナーの情報や、衛生士としての私の考え方などを中心に
情報発信ができればと思っております。
よろしくお願いいたします。