SRPセミナーでは臼歯部隣接面の実習を中心に行っていますので、
スケーラーは近心11/12、遠心13/14と
ガイドライン通りの使用をお薦めしています。
臨床でも11/12、13/14スケーラーを中心に使用していますが、
歯周炎の進行した部位には第1シャンクの長くなったロングシャンクタイプや
刃部が短くなったミニタイプスケーラーも活用しています。
セミナーでは、施術部位や歯周病の進行程度に応じた
スケーラーの使い分けについてもお伝えしています。
SRP時に歯石を確実に除去するためには、
エッジと歯面との角度を正しく設定することが不可欠です。
角度設定の視覚的指標となるのは第1シャンクです。
グレーシ―キュレットタイプスケーラーでは、
第1シャンクを施術している歯面と平行にすると、
正しい角度設定ができます。
SRP時には、第1シャンクの位置を確認しながら施術することになります。
SRPセミナーでは、第1シャンクの正しい設定を
実習で繰り返しお伝えしています。
縁下歯石を確実に除去するためには、歯根解剖の知識が不可欠です。
例えば、上顎第1小臼歯の近心面には残石がよくみられます。
歯根が近遠心的に圧平されているため、
頬側、口蓋側からしっかりストロークを進めないと
歯根の中央部にまでエッジが届かないこと、
さらに、近心面の中央部には深い縦溝がみられ、
くぼんだ根面を意識しないとエッジが当たらない
ということが起こります。
歯根解剖の知識があれば、
隣接面の接触点直下までしっかりエッジを届かせること、
くぼんだ根面にエッジをフィットさせることも
できるようになります。
歯根解剖の知識として、
下顎側切歯、上顎第1小臼歯、上下顎第1大臼歯の特徴を
頭に入れておくとSRPが行いやすくなると思います。