電動歯ブラシの指導

 

今朝のNHKの情報番組で、電動歯ブラシの特集がありました。

 

「電動歯ブラシや音波歯ブラシは、

 フェザータッチで歯面に当てて、ストロークさせずに使用しましょう。」

と、出演されていたドクターから説明がありました。

 

電動歯ブラシや音波歯ブラシの指導を行うと、

ストロークさせて使用している患者様が多いと実感しています。

 

手用歯ブラシと同様に、

正しい使用方法を患者様に理解していただく指導が必要ですね。

 

隣接面のプロービングテクニック

歯周病の進行程度を把握するための診査として、

プロービングは非常に重要な情報源となります。

接触点直下に存在しうるポケットを見逃さないようにするためには、

プローブをやや斜め方向に操作することが必要です。

正確な診査のために、隣接面でのプローブの挿入角度を

常に確認しながら操作できるとよいと思います。

プラークコントロールコースの次回日程

 

プラークコントロールコースの開催日程が決定いたしました。

 

大阪会場 11月15日(日)

東京会場 11月29日(日)

 

満席で5月に受講していただけなかった皆様には、

準備ができ次第、11月の案内状を送付させていただきます。

 

デンタルハイジーン6月号の広告をご覧になられた方は、

日程をご確認のうえ、受講をご検討いただければと思います。

 

 

プレッブミラー

プラークコントロール指導時には、

患者様に口腔内をよく見ていただくことが望ましいと思います。

 

舌側や口蓋側を見ていただくときには、

私はプレッブミラーを使っています。

 

診療用のミラーよりも大きく、

口腔内で操作しやすい形態になっています。

 

舌側に沈着しているプラークや歯石、ステイン、

歯肉の炎症などを実際に見ることで、

プラークコントロールへのモチベーションを高めていただくことを狙っています。

プラーク染色時にも、染色部位を確認するなど、

効果的に活用することができます。

 

変形させないシャープニングテクニック

キュレットタイプスケーラーのシャープニング方法では、

側面部から先端部を連続して研ぐ方法がよく紹介されています。

 

側面部と先端部を連続してシャープニングを行うと、

シックルタイプスケーラーのように先端部が細く尖ってしまう傾向がみられます。

 

側面部と先端部を分けてシャープニングすると、

先細りの変形を防ぐことができます。

 

シャープニングセミナーでは、

原型を維持しやすいシャープニング方法をお伝えしています。

 

SRPセミナー

 

今月は、毎週末にSRPセミナーを行っております。

 

SRPセミナーでは、顎模型やマネキンを使って実習をしていただきます。

 

実習では、スケーラーの把持法やエッジの当て方、ストロークなどの基本テクニックを

小臼歯部で徹底的に確認していきます。

 

基本テクニックの見直しができたうえで、

大臼歯部でレスト位置やポジショニングを確認しながら実習を進めていきます。

 

少人数セミナーですので、たいへん申し訳ございませんが、

ご希望の日程での受講が難しい場合もあります。

 

空席状況や追加日程の有無など、

お電話やメールでお問合せいただければと思います。

 

歯間ブラシの指導のコツ

歯間ブラシを指導すると、前歯部ではできても、

臼歯部では、上手く挿入できないと患者様に言われることがあります。

デンタルフロスと同様に、歯間ブラシのワイヤーと、

挿入したい隣接面が平行になっていないと

歯間ブラシが挿入しづらくなります。

L字型の歯間ブラシを指導する場合は、

前歯部と臼歯部とのホルダーの向きの違いから

患者様に正しい挿入方向を理解していただくようにしています。

SRPでのストローク方向の使い分け

SRPでは、垂直方向、水平方向、斜め方向のストロークを

部位ごとに使い分けることで、歯石を確実に除去することができます。

 

歯石の下にスケーラーを入れて、真上に引く垂直方向ストロークが、

SRPの基本のストロークとなります。

 

水平、斜め方向のストロークは、

最後臼歯遠心面や頬舌側歯頸部、隅角部のSRPに

効果的に活用できます。

 

SRPセミナーでは、それぞれのストロークを使い分けながら

実習を進めています。

 

歯間ブラシのサイズ選択

歯間鼓形空隙の大きさの違いから、

複数のサイズの歯間ブラシが必要な患者様に

サイズを使い分けるように指導すべきかどうか迷うところです。

私は、2つの判断基準に照らし合わせて考えるようにしています。

ひとつは、サイズの使い分けが必要な部位のリスクの程度。

例えば、垂直性骨吸収のみられるハイリスク部位であれば、

歯間ブラシのサイズの使い分けの必要性が高いと判断できます。

もうひとつは、患者様のモチベーションの程度。

モチベーションの高まっていない段階で指導をすると、

患者様には負担になると推測できます。

このように具体的な判断基準を持っていると、

患者様に合わせた指導が自信を持って行えるようになります。

今年初のSRPセミナー

 

明日は、今年初のSRPセミナー。

 

SRPセミナーでは、縁下歯石が確実に除去できるように、

実践的なテクニックをお伝えしております。

 

顎模型、マネキンを活用した実習では、

マンツーマンの指導を心がけております。

 

SRP未経験の方には、スケーラーの選択や把持法などの

基本テクニックをひとつずつ丁寧にお伝えしてまいります。

 

苦手部位などの具体的な課題がある方には、

課題克服のためのアドバイスを行ってまいります。