学術講演会参加

 

昨日は、午後から大阪府歯科衛生士会学術講演会に参加してきました。

講師は、鶴見大学歯学部 探索歯学講座 教授の

花田 信弘 先生 でした。

 

1990年代にバイオフィルムの概念を歯科界に広め、

3DSを考案されたドクターです。

 

 

講演会の概要

衛生士は単に口腔の健康維持に貢献するだけではなく、

全身の健康維持にも貢献すべきである。

 

プラークコントロールにより菌血症を防止することが

全身の健康維持につながる。

 

全身の健康維持とは、血管の健康維持であり、

正常血圧を維持することである。

 

菌血症が起こることで、

「歯性高血圧症」が発症するとみられている。

 

血圧維持のためには、

「減塩」「肥満解消」「野菜と果物の摂取」「適度な運動」「節酒」

の5つが挙げられるが、6つ目に「歯の健康」を加えるとよい。

 

歯周炎を発症していると、ブラッシングやフロスの使用などの

日常的な口腔清掃により菌血症が起こる可能性がある。

スケーリングなどで起こる医原性菌血症よりも、

日常性菌血症の方が相当リスクが高いと考えられている。

 

糖尿病などの生活習慣があると菌血症がより起こりやすい。

 

8020を達成した高齢者が増加している。

齲蝕予防や歯周治療を目的とするのはもちろん、

菌血症、歯性高血圧症を防ぐ目的でも

プラークコントロールの必要性を伝えられるとよい。

 

というお話をうががいました。

 

少しお話が難しいところもあり、

インターネットで検索してみましたが、

今回の講演内容への理解を深められるような情報はほとんど得られませんでした。

 

より知識を深めるために、紹介していただいた書籍も購入してみたいと思います。