SRPセミナーでは臼歯部隣接面の実習を中心に行っていますので、
スケーラーは近心11/12、遠心13/14と
ガイドライン通りの使用をお薦めしています。
臨床でも11/12、13/14スケーラーを中心に使用していますが、
歯周炎の進行した部位には第1シャンクの長くなったロングシャンクタイプや
刃部が短くなったミニタイプスケーラーも活用しています。
セミナーでは、施術部位や歯周病の進行程度に応じた
スケーラーの使い分けについてもお伝えしています。
5月17日の日経新聞夕刊に、面白い記事が掲載されていました。
スマートフォンと通信して、画面上でゲーム感覚で
磨き方を評価してもらえる歯ブラシが開発され、
今年の10月から販売予定とのこと。
遊び心がありますね。
歯周治療場面の指導では、プラークコントロールや
スケーリング・SRPの継続来院への
モチベーションを高めることが求められます。
モチベーションを高める具体策として、
下記のような例が挙げられます。
歯周病が発症、進行している自覚を促すこと
→「検査をすると、奥歯に深いポケットがあるのですね!」
歯周治療によって健康回復するメリットの認識を促すこと
→「歯周病を治して、いつまでも自分の歯で食事をしたいと思います!」
歯周治療による効果の自覚を促すこと
→「歯磨きを頑張ってから、歯ぐきからの出血がなくなりました!」
健康行動の妨げを分析し、取り除くこと
→「L字型の歯間ブラシを使うと、苦手な奥歯までできるようになりました!」
上記のように、行動科学に基づいた働きかけを行うことが、
モチベーションアップに効果を上げます。
プラークコントロールセミナーでは、
モチベーションを高める具体策を
事例を挙げながらお伝えするようにしています。
東京会場SRPコース 9月15日(祝)
大阪会場SRPコース 10月5日(日)
追加開催が決定いたしました。
詳細は、セミナー情報のページをご参照ください。
http://purenessdh.com/?page_id=11
セミナーで約10年間使用してきたプロジェクターのランプ交換が必要となり、
思い切って新しいプロジェクターを購入しました。
(増税前の駆け込み購入です。)
16:9サイズのパワーポイントにも対応する
ワイドタイプ対応の機種を選びました。
セミナーに使用しているパワーポイントも、
16:9サイズに変更していきたいと思います。
受講生の皆様にとって、わかりやすいプレゼンテーションを
心がけていきたいと思います。
歯間ブラシやデンタルフロスを指導しても、
患者様に実行していただけないことがあります。
補助的清掃用具の必要性を十分に理解していただけていなかったり、
モチベーションが十分に高まっていないことも原因に考えられますが、
技術的に上手くできないことが中断の原因になる場合もあります。
中断した原因を患者様にお伺いすると、
「歯間ブラシが歯と歯の間に上手く入らず、ワイヤーが曲がってしまった!」
「フロスが歯の間に引っかかって、なかなか抜けなかった!」
ということを話される場合があります。
これらは技術的な問題ですので、
歯間ブラシやフロスを上手く使えるような指導を行うことで、
解決することが可能です。
歯間ブラシやデンタルフロスが定着しない場合には、
その原因を患者様からよく伺ってみたうえで、指導を進めるとよいと思います。