歯周治療ではなく、齲蝕治療や修復治療を希望して来院された患者様には、
歯周治療の導入時に必ずお話することがあります。
そのお話をすることで
歯周治療に関心を向けていただけるようになると実感しています。
「調査では、歯を失うの原因の約3割がむし歯、約4割が歯周病というのが現状です。
お口の中にある大切な歯を守って行くためには、
むし歯の治療や予防に併せて、
歯周病にも目を向けることが必要となります・・・。」
このような前置きのお話をしてから歯周治療の話を進めると、
歯を抜きたくないというニーズのある患者様は、
よくお話を聞いてくださるようになります。
前置きの話をしていなかった頃は、
「むし歯の治療に来ているのに歯ぐきの話?歯磨きの話?」
という反応の患者様もおられました。
歯周治療が残存歯を守るために必要であることを
患者様に理解していただくことで、
歯周病にも関心が向けられるのだと思います。
ちなみに引用しているデータは、
2005年の8020推進財団、全国抜歯原因調査からです。