SRPセミナー

 

今月は、毎週末にSRPセミナーを行っております。

 

SRPセミナーでは、顎模型やマネキンを使って実習をしていただきます。

 

実習では、スケーラーの把持法やエッジの当て方、ストロークなどの基本テクニックを

小臼歯部で徹底的に確認していきます。

 

基本テクニックの見直しができたうえで、

大臼歯部でレスト位置やポジショニングを確認しながら実習を進めていきます。

 

少人数セミナーですので、たいへん申し訳ございませんが、

ご希望の日程での受講が難しい場合もあります。

 

空席状況や追加日程の有無など、

お電話やメールでお問合せいただければと思います。

 

歯間ブラシの指導のコツ

歯間ブラシを指導すると、前歯部ではできても、

臼歯部では、上手く挿入できないと患者様に言われることがあります。

デンタルフロスと同様に、歯間ブラシのワイヤーと、

挿入したい隣接面が平行になっていないと

歯間ブラシが挿入しづらくなります。

L字型の歯間ブラシを指導する場合は、

前歯部と臼歯部とのホルダーの向きの違いから

患者様に正しい挿入方向を理解していただくようにしています。

SRPでのストローク方向の使い分け

SRPでは、垂直方向、水平方向、斜め方向のストロークを

部位ごとに使い分けることで、歯石を確実に除去することができます。

 

歯石の下にスケーラーを入れて、真上に引く垂直方向ストロークが、

SRPの基本のストロークとなります。

 

水平、斜め方向のストロークは、

最後臼歯遠心面や頬舌側歯頸部、隅角部のSRPに

効果的に活用できます。

 

SRPセミナーでは、それぞれのストロークを使い分けながら

実習を進めています。

 

歯間ブラシのサイズ選択

歯間鼓形空隙の大きさの違いから、

複数のサイズの歯間ブラシが必要な患者様に

サイズを使い分けるように指導すべきかどうか迷うところです。

私は、2つの判断基準に照らし合わせて考えるようにしています。

ひとつは、サイズの使い分けが必要な部位のリスクの程度。

例えば、垂直性骨吸収のみられるハイリスク部位であれば、

歯間ブラシのサイズの使い分けの必要性が高いと判断できます。

もうひとつは、患者様のモチベーションの程度。

モチベーションの高まっていない段階で指導をすると、

患者様には負担になると推測できます。

このように具体的な判断基準を持っていると、

患者様に合わせた指導が自信を持って行えるようになります。

今年初のSRPセミナー

 

明日は、今年初のSRPセミナー。

 

SRPセミナーでは、縁下歯石が確実に除去できるように、

実践的なテクニックをお伝えしております。

 

顎模型、マネキンを活用した実習では、

マンツーマンの指導を心がけております。

 

SRP未経験の方には、スケーラーの選択や把持法などの

基本テクニックをひとつずつ丁寧にお伝えしてまいります。

 

苦手部位などの具体的な課題がある方には、

課題克服のためのアドバイスを行ってまいります。

 

新年のご挨拶

 

明けましておめでとうございます。

 

本年も多くの歯科医院様、歯科衛生士の皆様の

お役にたてるよう精進して参ります。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

ピュアネス

代表 浦野 直子